Appendix D 練習問題 解答¶
目次
Basic(基礎)
- B-1. 質量次元の決定(Yukawa 相互作用)
- B-2. 質量次元の決定(6 次元時空のスカラー場)
- B-3. Feynman パラメータの直接計算
- B-4. Wick 回転の符号
- B-5. 4 次元球面の立体角
- B-6. \(2\pi\) の因子の確認
- B-7. Feynman パラメータの一般公式(\(n = 3\))
- B-8. 質量次元による発散の見積もり
Medium(標準)
Advanced(発展)
Basic(基礎)¶
B-1. 質量次元の決定(Yukawa 相互作用)¶
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解法の方針¶
Lagrangian 密度の質量次元 \([\mathcal{L}] = 4\) から、相互作用項の各因子の次元を足し合わせて \([g]\) を決定する。
計算¶
Yukawa 相互作用項は:
各場の質量次元は本文 (D.3), (D.4) より:
- \([\psi] = [\bar{\psi}] = 3/2\)
- \([\phi] = 1\)
\([\mathcal{L}_{\text{int}}] = 4\) より:
最終回答¶
Yukawa 結合定数は無次元である。
検算¶
QED の結合定数 \(e\) も \([e] = 0\) であった(本文参照)。Yukawa 相互作用 \(\bar{\psi}\psi\phi\) は場の次元の合計が \(3/2 + 3/2 + 1 = 4\) で、QED の \(\bar{\psi}\gamma^\mu\psi A_\mu\) の \(3/2 + 3/2 + 1 = 4\) と同じ構造。どちらも繰り込み可能な相互作用であり、結合定数が無次元であることは整合的。
B-2. 質量次元の決定(6 次元時空のスカラー場)¶
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解法の方針¶
\(d\) 次元時空では \([d^d x] = -d\)、\([S] = 0\) より \([\mathcal{L}] = d\)。運動項から \([\phi]\) を決定し、\(\phi^3\) 相互作用に代入する。
計算¶
\([\phi]\) の決定:
\(d\) 次元で \([\mathcal{L}] = d\)。運動項 \(\frac{1}{2}(\partial_\mu\phi)(\partial^\mu\phi)\) に注目すると:
\(d = 6\) の場合:
\([g]\) の決定:
\(\mathcal{L}_{\text{int}} = -\frac{g}{3!}\phi^3\) より:
最終回答¶
6 次元時空では \(\phi^3\) 理論の結合定数は無次元であり、繰り込み可能な理論となる。
検算¶
4 次元では \([\phi] = 1\) で \(\phi^3\) の結合定数は \([g] = 4 - 3 \times 1 = 1\)(質量次元 1)となり、超繰り込み可能。6 次元では \(\phi^3\) が丁度繰り込み可能(\([g]=0\))になるという既知の結果と一致する。また、4 次元で繰り込み可能な \(\phi^4\) 理論の結合定数は \([\lambda] = 4 - 4 \times 1 = 0\) だが、6 次元では \([\lambda] = 6 - 4 \times 2 = -2\) となり非繰り込み可能になる。この対応関係も整合的。
B-3. Feynman パラメータの直接計算¶
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解法の方針¶
式 (D.24) を適用して分母を統合し、平方完成で \(\ell^2 - \Delta\) の形に整理する。
計算¶
Feynman パラメータの導入:
\(A = k^2 - m^2\)、\(B = (k+q)^2 - m^2\) として式 (D.24) を適用:
分母の中身を展開する:
平方完成:
\(\ell = k + (1-x)q\) と変数変換する。\(k = \ell - (1-x)q\) より:
足し合わせると:
よって分母は:
\(\Delta \equiv m^2 - x(1-x)q^2\) と定義すれば:
最終回答¶
ここで \(\ell = k + (1-x)q\)、
検算¶
特殊ケース \(q = 0\): \(\Delta = m^2\) となり、元の式は \(1/(k^2 - m^2)^2\) で、Feynman パラメータ表示は \(\int_0^1 dx\;1/(\ell^2 - m^2)^2\)(\(\ell = k\))。\(x\) 積分は自明に 1 を与え、整合的。
\(\ell\) の 1 次項の消滅: 変数変換後の分母に \(\ell\) の 1 次の項が含まれていないことを確認済み。これにより、\(\ell\) の奇数冪の被積分関数は対称性からゼロになる。
B-4. Wick 回転の符号¶
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(a) \(\ell^2\) の変換¶
\(\ell_0 = i\ell_0^E\) を代入する:
ここで \(\ell_E^2 \equiv (\ell_0^E)^2 + \vec{\ell}^{\,2}\) は Euclid 空間のノルムの二乗(正定値)。
(b) \(d^4\ell\) の変換¶
\(\ell_0 = i\ell_0^E\) より \(d\ell_0 = i\,d\ell_0^E\)。空間成分は変わらないので:
(c) \(1/(\ell^2 - \Delta + i\varepsilon)^3\) の変換¶
(a) の結果 \(\ell^2 = -\ell_E^2\) を代入する:
\(\ell_E^2 \geq 0\) かつ \(\Delta > 0\) のとき、\(-\ell_E^2 - \Delta < 0\) であり、\(i\varepsilon\) は不要になる(極を避ける必要がない)。よって:
全体をまとめると: 典型的なループ積分の変換は
一般に冪 \(n\) の場合:
検算¶
次元の確認: \(d^4\ell\) と \(d^4\ell_E\) はどちらも質量次元 4。\(i\) は無次元。分母の冪は同じ。次元は整合的。
\(i\) の因子の数え上げ: \(d^4\ell\) から \(i\) が 1 つ、分母の \((-1)^n\) から \((-1)^n\) が出る。\(n=2\) なら全体で \(i \cdot (-1)^{-2} = i\)、\(n=3\) なら \(i \cdot (-1)^{-3} = -i\)。これは標準的な教科書の結果と一致。
B-5. 4 次元球面の立体角¶
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計算¶
公式 \(\Omega_d = \frac{2\pi^{d/2}}{\Gamma(d/2)}\) に各値を代入する。
\(d = 2\):
\(d = 3\):
\(d = 4\):
最終回答¶
すべて既知の結果と一致する。
検算¶
\(d = 2\):円周の長さ \(2\pi r\) を \(r = 1\) で評価すると \(2\pi\)。\(d = 3\):球面の面積 \(4\pi r^2\) を \(r = 1\) で評価すると \(4\pi\)。いずれも幾何学的に正しい。
B-6. \(2\pi\) の因子の確認¶
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解法の方針¶
\(\tilde{f}(p)\) の定義を \(f(x)\) の表式に代入し、デルタ関数の積分表示を用いて \(f(x)\) が再現されることを示す。
計算¶
\(\tilde{f}(p)\) の定義を \(f(x)\) の表式に代入する:
積分順序を交換する:
ここで、デルタ関数の積分表示 (D.20) より:
(これは式 (D.20) の \(\int d^4p\;e^{ip\cdot y} = (2\pi)^4\delta^{(4)}(y)\) で \(y = x - x'\) とし、両辺を \((2\pi)^4\) で割ったもの。)
よって:
最終回答¶
\(f(x)\) が恒等的に再現されることが示された。Fourier 変換の規約 (D.21), (D.22) は整合的である。\(\square\)
検算¶
逆方向も確認する。\(f(x)\) の表式を \(\tilde{f}(p)\) の定義に代入:
逆方向も整合的。
B-7. Feynman パラメータの一般公式(\(n = 3\))¶
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計算¶
公式の書き下し:
式 (D.25) で \(n = 3\) とすると:
\(x_3\) の消去:
デルタ関数 \(\delta(1 - x_1 - x_2 - x_3)\) を用いて \(x_3 = 1 - x_1 - x_2\) と置く。\(x_3 \geq 0\) の条件から \(x_1 + x_2 \leq 1\)。よって:
積分領域の記述¶
積分領域は \((x_1, x_2)\) 平面上で: - \(x_1 \geq 0\) - \(x_2 \geq 0\) - \(x_1 + x_2 \leq 1\)
を満たす領域、すなわち頂点 \((0,0)\)、\((1,0)\)、\((0,1)\) を持つ直角二等辺三角形(単体, simplex)である。
最終回答¶
検算¶
\(A_1 = A_2 = A_3 = A\) の場合: 分母は \(A^3\) となり、積分は三角形の面積 \(\frac{1}{2}\) を与える。よって右辺 \(= 2 \times \frac{1}{2} \times \frac{1}{A^3} = \frac{1}{A^3}\)。左辺も \(\frac{1}{A^3}\)。一致する。
B-8. 質量次元による発散の見積もり¶
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解法の方針¶
\(k \to \infty\) での被積分関数の振る舞いを調べる。4 次元では \(d^4k \sim k^3\,dk\) なので、被積分関数が \(k^n\) のように振る舞うとき、動径積分は \(\int dk\;k^{n+3}\) の形になる。\(n + 3 \geq -1\)(すなわち \(n \geq -4\))のとき発散する。表面的発散次数 \(D\) は \(D = n + 4\)(\(D \geq 0\) で発散、\(D = 0\) で対数発散)。
計算¶
(a) \(\displaystyle\int \frac{d^4k}{(2\pi)^4}\;\frac{1}{k^2 - m^2}\)
\(k \to \infty\) で被積分関数 \(\sim 1/k^2\)。測度 \(d^4k \sim k^3\,dk\) と合わせて:
表面的発散次数:\(D = 4 - 2 = 2\)(2 次発散)。
(b) \(\displaystyle\int \frac{d^4k}{(2\pi)^4}\;\frac{1}{(k^2 - m^2)^2}\)
\(k \to \infty\) で被積分関数 \(\sim 1/k^4\)。
表面的発散次数:\(D = 4 - 4 = 0\)(対数発散)。
(c) \(\displaystyle\int \frac{d^4k}{(2\pi)^4}\;\frac{k^2}{(k^2 - m^2)^3}\)
\(k \to \infty\) で被積分関数 \(\sim k^2/k^6 = 1/k^4\)。
表面的発散次数:\(D = 4 + 2 - 6 = 0\)(対数発散)。
最終回答¶
| 積分 | \(k \to \infty\) の振る舞い | 発散次数 \(D\) | 発散の種類 |
|---|---|---|---|
| (a) | \(k^3/k^2 = k\) | \(2\) | 2 次(冪)発散 |
| (b) | \(k^3/k^4 = 1/k\) | \(0\) | 対数発散 |
| (c) | \(k^3 \cdot k^2/k^6 = 1/k\) | \(0\) | 対数発散 |
検算¶
次元解析による確認: (a) の積分は質量次元 \(4 - 2 = 2\) を持つべきで、\(D = 2\) と整合。(b) は \(4 - 4 = 0\) で無次元、\(D = 0\)(対数発散は \(\ln\Lambda\) の形で無次元)と整合。(c) は \(4 + 2 - 6 = 0\) で同様。
Medium(標準)¶
M-1. Feynman パラメータを用いた 1 ループ積分の完全な整理¶
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(a) Feynman パラメータの導入¶
\(A = k^2 - m^2 + i\varepsilon\)、\(B = (k-p)^2 - m^2 + i\varepsilon\) として式 (D.24) を適用:
分母の中身を展開する:
(b) 変数変換と \(\Delta\) の決定¶
\(\ell = k - (1-x)p\) と変数変換する。D3 と同様の計算により:
よって分母は:
ここで:
したがって:
(c) Wick 回転¶
\(\ell_0 = i\ell_0^E\) と置く。D4 の結果を用いて:
- \(d^4\ell = i\,d^4\ell_E\)
- \(\ell^2 = -\ell_E^2\)
- \((\ell^2 - \Delta + i\varepsilon)^2 = (-\ell_E^2 - \Delta)^2 = (\ell_E^2 + \Delta)^2\)
(\(\ell_E^2 + \Delta > 0\) なので \(i\varepsilon\) は不要。)
よって:
(d) 角度積分と対数発散¶
4 次元 Euclid 空間の球座標を用いる。\(d^4\ell_E = \ell_E^3\,d\ell_E\,d\Omega_4\) で、\(\Omega_4 = 2\pi^2\)(D5 の結果):
動径積分の評価:
\(u = \ell_E^2\) と置換すると \(du = 2\ell_E\,d\ell_E\)、\(\ell_E\,d\ell_E = du/2\):
部分分数分解:
よって:
(紫外カットオフ \(\Lambda^2\) を \(u\) の上限として導入。ここで \(\Lambda\) は元の \(\ell_E\) のカットオフに対応。)
\(\Lambda^2 \gg \Delta\) の極限で:
対数発散の確認: \(\Lambda \to \infty\) で \(\ln\Lambda^2\) の項が残り、積分は対数発散する。
最終回答¶
ここで \(\Delta = m^2 - x(1-x)p^2\)。積分は対数発散 \(\sim \ln\Lambda^2\) を示す。
検算¶
次元解析: \(\phi^3\) 理論(6 次元で繰り込み可能)を 4 次元で考えると \([g] = 1\)。\(\Sigma\) はスカラー場の自己エネルギーで \([\Sigma] = 2\)。右辺は \(g^2 \times (\text{無次元}) = 1^2 \times 2 = 2\)... いや、4 次元の \(\phi^3\) 理論では \([g] = 1\) なので \([g^2] = 2\)、\(\ln(\Lambda^2/\Delta)\) は無次元。よって \([\Sigma] = 2\)。自己エネルギーは質量次元 2 を持つべきで、整合的。
発散次数の確認: D8(b) で見たように、\(1/(\ell^2)^2\) の積分は対数発散(\(D = 0\))。ここでの結果と一致。
M-2. Wick 回転の正当性の確認¶
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(a) 極の位置¶
Feynman 伝播関数の分母は \(\ell^2 - \Delta + i\varepsilon = \ell_0^2 - \vec{\ell}^{\,2} - \Delta + i\varepsilon\)。\(\omega^2 \equiv \vec{\ell}^{\,2} + \Delta > 0\) と定義すると、極は:
ここで \(\varepsilon' = \varepsilon/(2\omega) > 0\)(\(\varepsilon \to 0^+\) の極限で)。
したがって: - 正の極 \(\ell_0 = +\omega - i\varepsilon'\):実軸のわずか下(第 4 象限側) - 負の極 \(\ell_0 = -\omega + i\varepsilon'\):実軸のわずか上(第 2 象限側)
(b) 弧の部分の寄与¶
\(\ell_0\) の積分経路を実軸から虚軸に反時計回りに 90° 回転させる。閉じた経路は:
- 実軸上 \(-R\) から \(+R\)
- 第 1 象限の四分円弧(半径 \(R\))
- 虚軸上 \(+iR\) から \(-iR\)(逆向き)... ではなく、正しくは実軸 → 第 1 象限の弧 → 虚軸の正の部分、および実軸の負の部分 → 第 2 象限の弧 → 虚軸の正の部分。
より正確に述べると:実軸上の積分路を、第 1 象限と第 2 象限を通って虚軸に回転させる。
四分円弧上で \(\ell_0 = Re^{i\theta}\)(\(0 \leq \theta \leq \pi/2\))とすると、\(|\ell_0| = R\)。分母の典型的な因子は:
\(n\) 個の伝播関数の積の場合、分母は \(\sim R^{2n}\) で増大する。一方、弧上の積分測度は \(|d\ell_0| = R\,d\theta\)。
被積分関数全体(分子に \(\ell_0\) の冪がない場合)は弧上で:
\(n \geq 1\) のとき \(2n - 1 \geq 1\) なので、\(R \to \infty\) で弧の寄与はゼロに減衰する。
(c) Cauchy の積分定理による正当化¶
(a) より、極は第 2 象限と第 4 象限にある。反時計回りに 90° 回転させた閉じた経路(実軸 → 第 1 象限の弧 → 虚軸)は第 1 象限を囲む。第 1 象限には極が存在しないので、Cauchy の積分定理より:
(b) より弧の寄与はゼロなので:
虚軸上で \(\ell_0 = i\ell_0^E\)(\(\ell_0^E\):\(-\infty\) から \(+\infty\))と置くと \(d\ell_0 = i\,d\ell_0^E\)。向きを考慮して:
これが Wick 回転 の等式であり、Cauchy の積分定理の直接的な帰結として正当化される。\(\square\)
検算¶
極の位置の整合性: \(i\varepsilon\) の符号を逆にすると(\(-i\varepsilon\))、極は第 1・第 3 象限に移り、Wick 回転は正当化できなくなる。これは反 Feynman 処方に対応し、物理的な因果律の条件と矛盾する。Feynman の \(+i\varepsilon\) 処方が Wick 回転を可能にするという構造は整合的。
M-3. 次元正則化の基本公式の導出¶
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目標¶
以下を導出する:
(a) 角度積分¶
\(d\) 次元球座標で \(d^d\ell_E = \ell_E^{d-1}\,d\ell_E\,d\Omega_d\)。被積分関数は \(\ell_E = |\ell_E|\) のみに依存するので、角度積分は立体角 \(\Omega_d\) を与える:
ここで \(\Omega_d = \frac{2\pi^{d/2}}{\Gamma(d/2)}\) を代入:
前の係数を整理する:
(b) 動径積分のベータ関数への帰着¶
\(t = \ell_E^2/\Delta\) と変数変換する。\(\ell_E = \sqrt{\Delta t}\)、\(d\ell_E = \frac{\sqrt{\Delta}}{2\sqrt{t}}\,dt\)。
よって動径積分は:
この積分はベータ関数の積分表示:
と比較すると、\(a = d/2\)、\(a + b = n\) すなわち \(b = n - d/2\) として:
(\(n - d/2 > 0\) のとき収束。次元正則化では \(d\) を連続変数として解析接続する。)
全体の組み立て¶
\(\Gamma(d/2)\) がキャンセルし:
\(2^d\,\pi^{d/2} = (4\pi)^{d/2} \cdot 2^{d/2} / 2^{d/2}\)... いや、直接確認する:
よって:
最終回答¶
検算¶
\(d = 4\), \(n = 2\) の場合:
\(\Gamma(0)\) は極を持つ。これは S1 で見た対数発散に対応する。次元正則化では \(d = 4 - 2\epsilon\) として \(\Gamma(\epsilon) = 1/\epsilon - \gamma_E + O(\epsilon)\) と展開し、\(1/\epsilon\) の極が対数発散を表現する。整合的。
次元解析: 左辺の質量次元は \(d - 2n\)(\(d^d\ell_E\) が次元 \(d\)、分母が次元 \(2n\))。右辺は \(\Delta^{-(n-d/2)}\) の次元が \(-2(n-d/2) = d - 2n\)。一致する。
M-4. 単位の復元と断面積の見積もり¶
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(a) \(\sigma\) の質量次元の確認¶
自然単位系で \([\alpha] = 0\)(微細構造定数は無次元)、\([s] = 2\)(エネルギーの二乗の次元)。
断面積は「面積」の次元を持つべきで、\([\text{長さ}^2] = (-1)^2 = -2\)(質量次元)。整合的。
(b) \(\sigma\) の数値計算¶
\(\sqrt{s} = 10\) GeV、すなわち \(s = 100\) GeV\(^2\)。
数値を計算する:
変換因子 (D.6) を用いる:\(1\ \text{GeV}^{-2} = 0.3894\ \text{mb} = 3.894 \times 10^{8}\ \text{pb}\)
(c) 期待イベント数¶
イベント数は \(N = \sigma \cdot \mathcal{L} \cdot T\) で与えられる。
\(\mathcal{L} = 10^{33}\ \text{cm}^{-2}\text{s}^{-1}\)、\(T = 1\ \text{日} = 86{,}400\ \text{s}\)。
まず \(\sigma\) を cm\(^2\) に変換:
検算¶
オーダーの確認: \(e^+e^- \to \mu^+\mu^-\) の断面積は \(\sqrt{s} = 10\) GeV で \(\sim 1\) nb のオーダーであることは実験的に知られており、\(0.87\) nb は妥当。ルミノシティ \(10^{33}\) cm\(^{-2}\)s\(^{-1}\) は B ファクトリー級の加速器に相当し、1 日あたり数万イベントという見積もりは現実的。
Advanced(発展)¶
A-1. 次元正則化における \(\gamma_5\) の問題と ABJ アノマリー¶
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(a) \(d\) 次元での \(\{\gamma_5, \gamma^\mu\} = 0\) の矛盾¶
方法 1: \(\gamma^\alpha\gamma_\alpha = d\)(\(d\) 次元のトレース)を先に使う。
以下の量を考える:
\(\gamma^\alpha\gamma_\alpha = d\) を使うと:
方法 2: \(\gamma^\alpha\) を右に移動させ、\(\gamma_5\) との反交換関係を使う。
\(\{\gamma_5, \gamma^\alpha\} = 0\) より \(\gamma_5\gamma^\alpha = -\gamma^\alpha\gamma_5\)。よって:
左端の \(\gamma_5\) を \(\gamma^\alpha\) の右に移動させる:
次に \(\gamma_5\) を \(\gamma_\alpha\) の右に移動:
同様に \(\gamma_5\) を \(\gamma^\mu, \gamma^\nu, \gamma^\rho, \gamma^\sigma\) の右に順次移動させる。各移動で \((-1)\) が 1 つずつ出る。合計 4 回の反交換で:
いや、より丁寧にやり直す。
\(\gamma_5\) を最初の \(\gamma^\alpha\) の右に移動(\(-1\) が 1 つ)、次に \(\gamma_\alpha\) の右に移動(\(-1\) が 1 つ)、\(\gamma^\mu\) の右に(\(-1\))、\(\gamma^\nu\) の右に(\(-1\))、\(\gamma^\rho\) の右に(\(-1\))、\(\gamma^\sigma\) の右に(\(-1\))。合計 6 回の反交換:
トレースの巡回性 \(\text{Tr}[AB\cdots Z] = \text{Tr}[ZAB\cdots]\) を使うと:
よって方法 2 からは:
これでは矛盾が出ない。もう少し工夫が必要。
正しいアプローチ: \(\gamma^\alpha\) を \(\gamma_5\) と \(\gamma_\alpha\) の間に挟まない形で考える。以下の量を考える:
\(0 = \text{Tr}[\gamma_5\{\gamma^\alpha, \gamma_\alpha\}\gamma^\mu\gamma^\nu\gamma^\rho\gamma^\sigma]\)... これも自明。
別のアプローチを取る。以下の恒等式を考える:
これを用いて:
を 2 通りで計算する。
方法 A: \(\gamma_\alpha\) を左に移動させて \(\gamma^\alpha\gamma_\alpha = d\) を使う。
\(\gamma_\alpha\) をトレースの巡回性で左端に持ってくる:
\(\{\gamma_5, \gamma_\alpha\} = 0\) を仮定すると \(\gamma_\alpha\gamma_5 = -\gamma_5\gamma_\alpha\):
方法 B: \(\gamma^\alpha\cdots\gamma_\alpha\) の縮約公式を繰り返し使う。
\(d\) 次元の縮約公式を繰り返し適用する:
\(d = 4\) のとき最後の項は消え、\(\gamma^\alpha\gamma^\mu\gamma^\nu\gamma^\rho\gamma^\sigma\gamma_\alpha = 2(\gamma^\sigma\gamma^\rho\gamma^\nu\gamma^\mu + \gamma^\mu\gamma^\nu\gamma^\rho\gamma^\sigma)\)。
方法 B の結果をトレースに入れると:
4 次元では \(\text{Tr}[\gamma_5\gamma^\mu\gamma^\nu\gamma^\rho\gamma^\sigma] = -4i\epsilon^{\mu\nu\rho\sigma}\) であり、\(\text{Tr}[\gamma_5\gamma^\sigma\gamma^\rho\gamma^\nu\gamma^\mu] = -4i\epsilon^{\sigma\rho\nu\mu} = -4i\epsilon^{\mu\nu\rho\sigma}\)(Levi-Civita の完全反対称性より偶数回の入れ替えで符号不変... 実際は \(\epsilon^{\sigma\rho\nu\mu}\) は \(\epsilon^{\mu\nu\rho\sigma}\) から 4 回の隣接入れ替えで得られるので \(+\epsilon^{\mu\nu\rho\sigma}\))。
よって方法 B の \(d = 4\) での結果は:
(\((4-d)\) の項は \(d = 4\) で消える。)
方法 A と方法 B の比較:
方法 A:\(-d\;\text{Tr}[\gamma_5\gamma^\mu\gamma^\nu\gamma^\rho\gamma^\sigma]\)
方法 B:\(4\;\text{Tr}[\gamma_5\gamma^\mu\gamma^\nu\gamma^\rho\gamma^\sigma] - (4-d)\;\text{Tr}[\gamma_5\gamma^\mu\gamma^\nu\gamma^\rho\gamma^\sigma]\)
\(= (4 - 4 + d)\;\text{Tr}[\gamma_5\gamma^\mu\gamma^\nu\gamma^\rho\gamma^\sigma] = d\;\text{Tr}[\gamma_5\gamma^\mu\gamma^\nu\gamma^\rho\gamma^\sigma]\)
等式にすると:
\(d \neq 0\) なので:
しかし 4 次元では \(\text{Tr}[\gamma_5\gamma^\mu\gamma^\nu\gamma^\rho\gamma^\sigma] = -4i\epsilon^{\mu\nu\rho\sigma} \neq 0\)。
すなわち、\(d\) 次元で \(\{\gamma_5, \gamma^\mu\} = 0\) を全ての \(\mu\) について仮定すると、\(\gamma_5\) を含むトレースがゼロになることを要求してしまい、4 次元の既知の結果と矛盾する。
(b) 't Hooft–Veltman の処方¶
't Hooft–Veltman (HV) の処方では、\(d\) 次元の \(\gamma^\mu\) を 2 つの部分に分解する:
- \(\hat{\gamma}^\mu\):4 次元部分空間の成分(\(\mu = 0, 1, 2, 3\))
- \(\tilde{\gamma}^\mu\):残りの \((d-4)\) 次元の成分
\(\gamma_5\) は 4 次元の \(\gamma\) 行列のみで定義される:
反交換関係は:
すなわち、\(\gamma_5\) は 4 次元成分 \(\hat{\gamma}^\mu\) とは反交換するが、\((d-4)\) 次元成分 \(\tilde{\gamma}^\mu\) とは交換する。
三角ダイアグラム(AVV 頂点)への影響:
三角ダイアグラムでは、1 つの軸性ベクトル (A) 頂点と 2 つのベクトル (V) 頂点を持つ 1 ループ図を計算する。軸性頂点には \(\gamma^\mu\gamma_5\) が現れる。
HV 処方では、ループ運動量 \(k\) の \((d-4)\) 次元成分 \(\tilde{k}\) が \(\gamma_5\) と交換するため、ナイーブな 4 次元の計算とは異なる追加項が生じる。具体的には:
- 4 次元成分のみの寄与は、ベクトルカレントの Ward 恒等式を満たすように調整できる
- しかし \((d-4)\) 次元成分からの寄与が、\(\epsilon = (4-d)/2 \to 0\) の極限で有限の残余を残す
この有限の残余が、正則化の手続きによって軸性対称性が破れることを示しており、アノマリーの起源となる。
(c) ABJ アノマリーの物理的帰結¶
古典的には、質量ゼロのフェルミオンに対して軸性カレント \(j_5^\mu = \bar{\psi}\gamma^\mu\gamma_5\psi\) は保存する:
しかし、量子補正(三角ダイアグラム)を計算すると、上述の \(\gamma_5\) の問題により、どのような正則化を用いてもベクトルカレントの保存と軸性カレントの保存を同時に維持することができない。
物理的要請として QED のゲージ不変性(ベクトルカレントの保存)を優先すると、軸性カレントの保存則は量子レベルで破れる:
ここで \(\tilde{F}^{\mu\nu} = \frac{1}{2}\epsilon^{\mu\nu\rho\sigma}F_{\rho\sigma}\) は場の強さの双対テンソル。
物理的帰結:
-
\(\pi^0 \to \gamma\gamma\) 崩壊: 軸性カレントのアノマリーがなければ、中性パイオンの 2 光子崩壊率はゼロになるはずだが、アノマリーにより有限の崩壊率が予言され、実験と精密に一致する。
-
アノマリー相殺条件: 標準模型においてゲージアノマリーが相殺されるためには、フェルミオンの電荷の特定の組み合わせがゼロになる必要がある。これはクォークとレプトンの世代構造に対する強い制約を与える。
-
アノマリーの非繰り込み (Adler–Bardeen の定理): ABJ アノマリーは 1 ループで正確に決まり、高次ループ補正を受けない。これはアノマリーの位相的性質を反映している。
検算¶
(a) の矛盾の別の見方: \(d\) 次元で \(\text{Tr}[\gamma_5\gamma^\mu\gamma^\nu\gamma^\rho\gamma^\sigma] = 0\) が要求されるということは、\(\epsilon^{\mu\nu\rho\sigma}\) テンソルが \(d\) 次元に自然に拡張できないことを意味する。\(\epsilon^{\mu\nu\rho\sigma}\) は本質的に 4 次元の対象であり、これは \(\gamma_5\) が 4 次元固有の概念であることと整合的。
A-2. Feynman パラメータと Mellin–Barnes 表示の関係¶
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(a) Mellin–Barnes 表示の証明¶
証明すべき恒等式:
証明: 右辺の \(s\) 積分を、\(\Gamma(-s)\) の極 \(s = k\)(\(k = 0, 1, 2, \ldots\))での留数の和として評価する。\(\Gamma(-s)\) は \(s = k\) で 1 位の極を持ち、その留数は:
(これは \(\Gamma(z)\) が \(z = -k\) で \(\text{Res} = (-1)^k/k!\) の極を持つことから。\(\Gamma(-s)\) の \(s = k\) での極は \(\Gamma(z)\) の \(z = -k\) での極に対応。)
積分路を右に閉じる(\(|A/B| < 1\) を仮定、すなわち \(|A| < |B|\))と、\(s = k\)(\(k = 0, 1, 2, \ldots\))の極を拾う:
\(\Gamma(n+k) = (n+k-1)!\)(\(n\) が正の整数のとき)を使い、\(\Gamma(n) = (n-1)!\) で割ると:
整理すると:
ここで \(\frac{\Gamma(n+k)}{\Gamma(n)\,k!} = \binom{n+k-1}{k}\) であることを用いると:
一般化二項定理 \((1+z)^{-n} = \sum_{k=0}^{\infty}\binom{n+k-1}{k}(-z)^k\)(\(|z| < 1\))より:
\(\square\)
解析接続により \(|A/B| < 1\) の制限は除去でき、一般の \(A, B\) に対して成立する。
(b) 1 ループ積分の Mellin–Barnes 表示¶
出発点: Feynman パラメータを導入した後の積分(S1 と同様):
ここで \(\ell = k - (1-x)p\)、\(\Delta = xm_1^2 + (1-x)m_2^2 - x(1-x)p^2\)。
Wick 回転後、S3 の公式を適用:
ここで \(\Delta = xm_1^2 + (1-x)m_2^2 - x(1-x)p^2\)。
Mellin–Barnes 表示の適用:
\(\Delta\) を 2 つの項に分ける。たとえば:
ここで \(C = xm_1^2 + (1-x)m_2^2\)、\(D = x(1-x)p^2\)。
あるいは、より有用な分解として \(m_1^2\) と \(m_2^2\) を分離する。Feynman パラメータ積分の中で \(\Delta\) の冪を Mellin–Barnes で分解する。
\(\Delta^{-(2-d/2)}\) に対して、\(\Delta = C + D'\)(\(C, D'\) は \(\Delta\) の適切な分解)として (a) の公式を適用:
これを \(x\) 積分に代入すると、\(x\) 積分がベータ関数に帰着し、最終的に \(s\) の Mellin–Barnes 積分のみが残る。
Feynman パラメータ表示との同等性: Mellin–Barnes 積分を留数の和として評価すれば、各留数が Feynman パラメータ積分の \(x\) 展開の各項に対応する。逆に、Feynman パラメータ表示から出発して \(\Delta\) 中の項を Mellin–Barnes で分離しても同じ結果が得られる。両者は同一の積分の異なる表現であり、同等である。
(c) 漸近展開(\(m_1 = 0\), \(m_2 = m\), \(p^2 = -Q^2\), \(Q^2 \gg m^2\))¶
設定: \(m_1 = 0\), \(m_2 = m\), \(p^2 = -Q^2\)。
Feynman パラメータ積分後の \(\ell_E\) 積分を実行した結果:
\(\Delta = (1-x)[m^2 + xQ^2]\) と因数分解できる。
Mellin–Barnes による分離:
\(\Delta^{-(2-d/2)}\) の中の \(m^2\) と \(xQ^2\) を Mellin–Barnes で分離する。\(n = 2 - d/2\)、\(A = m^2\)、\(B = xQ^2\) として:
これを \(x\) 積分に代入し、\((1-x)^{-n}\) の因子も含めて \(x\) 積分を実行する。\(x\) 積分はベータ関数になる:
(収束条件は解析接続で処理。)
\(Q^2 \gg m^2\) の漸近展開:
Mellin–Barnes 積分路を右に閉じると、\(\Gamma(-s)\) の極 \(s = 0, 1, 2, \ldots\) での留数を拾う。\((m^2)^s/(Q^2)^{n+s}\) の因子があるので、\(m^2/Q^2 \to 0\) の極限では低い \(s\) の留数が支配的。
\(s = 0\) の留数:
(\(\Gamma(-s)\) の \(s = 0\) での留数は \((-1)^0/0! = 1\) だが、符号に注意。\(\Gamma(z)\) の \(z = 0\) での Laurent 展開は \(\Gamma(z) = 1/z - \gamma_E + \cdots\) なので \(\text{Res}_{z=0}\Gamma(z) = 1\)。\(\Gamma(-s)\) の \(s = 0\) は \(\Gamma(z)\) の \(z = 0\) に対応し、\(\text{Res}_{s=0}\Gamma(-s) = -\text{Res}_{z=0}\Gamma(z) = -1\)。)
いや、より正確に:\(\Gamma(-s)\) の \(s = k\) での極の留数は \(\frac{(-1)^k}{k!} \cdot (-1) = \frac{(-1)^{k+1}}{k!}\)...
正確な留数を再計算する。\(\Gamma(z)\) は \(z = -n\)(\(n = 0, 1, 2, \ldots\))で 1 位の極を持ち:
\(\Gamma(-s)\) の \(s = k\) での極は \(-s = -k\) すなわち \(z = -k\) に対応。\(s\) での留数は:
\(z = -s\) なので \(dz = -ds\)。\((s-k) = -(z-(-k)) = -(z+k)\)。
よって \(s = 0\):\(\text{Res} = \frac{(-1)^1}{0!} = -1\)
\(s = 1\):\(\text{Res} = \frac{(-1)^2}{1!} = 1\)
\(d = 4 - 2\epsilon\) として \(n = 2 - d/2 = \epsilon\)。
\(s = 0\) の寄与:
計算が複雑になるので、\(d = 4\)(\(\epsilon = 0\))の場合の最初の 2 項を直接求める方が見通しが良い。
直接的な漸近展開:
\(d = 4\) で正則化を施した後の有限部分に注目する。\(\epsilon \to 0\) の極限で:
\(Q^2 \gg m^2\) のとき、\(x\) が 0 から 1 の大部分で \(xQ^2 \gg m^2\) なので:
Mellin–Barnes の留数計算では、\(s = 0\) の留数が leading term を、\(s = 1\) の留数が next-to-leading term を与える。
最初の 2 項の結果:
\(\epsilon \to 0\) の極限で:
第 2 項は \(\epsilon \cdot \Gamma(\epsilon) = 1 + O(\epsilon)\) より有限な寄与を残す:
最終回答¶
\(Q^2 \gg m^2\) の漸近展開の最初の 2 項:
\(d = 4\)(\(\epsilon \to 0\))では \(\Gamma(\epsilon) = 1/\epsilon - \gamma_E + O(\epsilon)\) であり、\(1/\epsilon\) の極が紫外発散を表す。有限部分には \(\ln(Q^2/\mu^2)\) の対数と \(m^2/Q^2\) の冪補正が現れる。
検算¶
\(m = 0\) の極限: \(m = 0\) とすると \(\Delta = x(1-x)Q^2\) で、\(x\) 積分は:
これは上の結果の第 1 項と一致する。
次元解析: \([I] = d - 4 = -2\epsilon\)。右辺は \((Q^2)^{-\epsilon}\) の次元が \(-2\epsilon\) で整合的。
Feynman パラメータ表示との比較: \(m = 0\) の場合、Feynman パラメータ積分は解析的に実行でき、\(\Gamma^2(1-\epsilon)/\Gamma(2-2\epsilon)\) を与える。Mellin–Barnes の \(s = 0\) の留数と一致することが確認できる。
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